小児歯科

小児歯科

小児歯科では、親子分離ではなく、保護者のみなさまにも同室して頂き、一緒に治療の経過を見ていただきます。

当院では、親子分離(治療中は、子供だけ)にせず、治療中も、保護者の皆様にも同室していただき、治療の経過を見ていただいております。 こうすることで、子供の虫歯は歯科医だけに任せるのではなく、保護者の皆様と、お子様(患者様)、そして、歯科医院のスタッフがいっしょに、治療に取り組んでいきたいと思っております。

小児歯科 治療室風景

虫歯は「遺伝」しない、しかし虫歯菌は「うつる」のです。

当院は、開院して20数年経過いたしましたが、開院当時は、前歯が昔のお歯黒のように真っ黒な虫歯の子供さんがたくさんいらっしゃいました。 しかし、最近では、歯科医の努力もあるのでしょうが、保護者の皆様がよく歯の健康について関心をもたれるようになり、大きな虫歯のお子様は、少なくなってきました。 それでも、スェーデンなどの予防歯科の先進国に比べて、まだまだ3倍もの罹患率(虫歯に罹る割合)です。

保護者の皆様から、よく「虫歯は遺伝するのですか?」と質問されますが、虫歯自体は、当然、遺伝はいたしません。 しかし、虫歯菌はうつるのです。たとえば、唾液の性質が虫歯になりやすい母親が、食べ物を一度自分の口に入れたスプーンで、子供に食べさせると、虫歯菌はうつるとされています。 そのため、子供のころ(抵抗力の低い時期)はできるだけ、スプーン等は別にしたほうがよいとされています。

歯の大きさはお母さんのお腹の中(胎児)で決まり、
歯並びの善し悪しは、その後のアゴの骨の発育で決まります。

柔らかい食べ物をたべる子供

また、最近のお子様は、あまり硬い食べ物を好まず、ハンバーグ、ラーメン、インスタント食品等、柔らかい食べ物をよく好んで食べる為、アゴの骨の成長が悪くなり、歯の生える場所がなくなり、歯並びの悪いお子様が多くなりました。 硬いものを、よく噛むということで、アゴの骨は成長します。たとえば、スキーで骨折してギブス固定し、数ヶ月後、除去すると、細くなっていたりします。 柔らかい食べ物ばかり食べて、アゴをよく動かさない子供は、ずーっと、ギブス固定している状態といっても過言ではないのです。全ての骨は、動かさなければ成長は、悪くなるのです。

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矯正をはじめる時期について

歯並びについての質問で、よくきかれることは、「うちの子は、いつ、矯正を始めたら良いのですか?」と、いうことです。

歯並びには、大きく4つの種類に分けられます。

(1) 乱杭歯 (出っ歯でも受け口でもなく、アゴと歯の大きさのアンバランスによって生じる)
(2) 出っ歯 (上の骨や歯が出ている)
(3) 受け口 (下の骨や歯が出ている)
(4) 開咬 (上と下の前歯が接していない)

矯正治療の開始時期は、このような患者様の歯並びの種類や、アゴの成長発育の状態によって、違ってくるのです。 たとえば、(3) の受け口の場合、治療はできるだけ早く開始したほうが望ましく、これは、上の骨と下の骨の成長速度(成長終了時期)が違うためです。 矯正治療は、開始時期を誤らなければ、永久歯を抜歯しなくても良くなる場合があります。 当院では、矯正を始める時期について、検査のうえ、丁寧なカウンセリングにより、判断させていただきますので、お気軽に、ご相談ください。

歯並びは、悪い癖や乳歯の虫歯が原因で悪くなることも。

また、永久歯の歯並びは、そのほかにも、指しゃぶり、唇噛み、舌癖、口呼吸、ほほずえなどの、悪い癖によっても、悪くなることがあります。その他にも、乳歯の虫歯が、原因となることもあります。 虫歯で、乳歯と乳歯の間が開くと、後ろから乳歯、6歳臼歯(永久歯)が倒れてきます。 そうなると、下から生えてくる永久歯の場所がなくなるため、歯並びが悪くなるのです。

硬い食べ物をよく咬んで、一生涯の美しく健康な歯並びを!

乳歯を大切にしましょう!

以上のことからも、私は、永久歯も大切ですが、乳歯は食べ物をすりつぶす働きのほかに、後から生えてくる永久歯の歯並びにも大きく影響しますので、非常に大切にしなければならないと考えています。乳歯を大切にし、硬い食べ物もよく咬むことは、一生涯の美しく健康な歯並びを手に入れるということだけではなく、咬むことによってよい刺激が脳に伝わることで、子供の脳の発育にもよい影響があるといわれているのです。乳歯の管理につきましても、定期健診やブラッシング指導にて、当院の優秀な歯科衛生士のスタッフが、ご指導させていただいております。

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