歯周病(歯槽膿漏)とは、歯と歯ぐきの間に溜まった歯垢(プラーク)が原因となって起こる病気です。また歯垢が長くあると石灰化し歯石と成ります。この歯石と成るとハブラシでは取り除く事が出来なくなります。
歯垢や歯石の中に在る、歯周病を起こすバイ菌(アクチノバチルス菌、ポリフィロモナス菌等)が作る毒素によって歯ぐきが赤く腫れたり、口臭がしたり、歯を支える骨が溶けていきます。
治療方法として、まず歯石になる前の、歯垢の状態では歯ブラシで取り除けますので、歯ブラシ指導(各個人の歯並びに合った方法)を行います。 そしてPMTC(プロフェッショナルメカニカルテイースクリーニングの略)とはDr.アクセルソン(スウエーデン)によつて提唱された方法です。
初期の歯周病であれば、その後定期的なブラッシング指導、PMTCで良いのですが、中期になると、歯垢から歯石になる為、歯科医院に在る、超音波スケラーを使用して歯石を取り除かなくてはなりません。
またこれ以上に進行した場合、歯を支える骨が溶けてしまいます。そのままでは骨は再生出来ないため、やがて歯はぐらぐらと動きだします。しかし最近は医療の進歩によって骨の再生が出来る様に成りました。でもこの組織再生療法(GTR法)は万能では無く、また骨の再生量も数ミリの為、かなり進行した歯周病には適さない場合もあります。
そのため歯周病(歯槽膿漏)は特に定期的に骨の診査をし、早期に治療すべきであります。